そぞろごと

本、鉱物、音楽、etc.

私の好きなJポップ

弟が私のカセットデッキを欲しいというので、「いいよ」とくれてやった。うちには少なからぬカセットテープがあるが、もうそういうものを聴くこともほとんどないし、なにか気になる曲があれば、Youtube で検索すればたいていのものは出てくる。そういうものを聴いていればいいじゃないか、と。

で、その大量のカセットを処分することにしたが、なかにはやはり「これは置いておこう」と思うものがある。けっきょく10個ほど残ってしまった。

それらのうち、私がまだJポップに興味をもっていたころに録音したテープがあって、それを聴いているうちに、非常に気になる曲があった。タイトルは分らないが、女性二人のツインボーカルで、椎名林檎の「ギブス」と同時期に出たものらしい。これは何だろう、と思って調べてみたら、NINAというバンドのオーロラ・ツアーという曲であることが判明した。

時期はだいたい2000年。もう18年も前のことだ。川本真琴の「微熱」あたりを最後に、私がJポップから完全に脱却する直前にあたる。そういうJポップ卒業(?)の時期を画すものとして、そのNINAのCDと、それからやはり前から気になっていた相対性理論の初期の2枚を買ってみた。


NiNa

NiNa

シフォン主義

シフォン主義

ハイファイ新書

ハイファイ新書


この三枚だが、どれも非常にいい。こういうのを聴いていると、私の知らないJポップの名盤はほかにもたくさんありそうに思うが、あまりにも多くのゴミに埋れているので、探し出すのは気骨が折れる。私にはもうそれだけの根気と時間がないのだ。運よく遭遇するのを待つよりほかないだろう。


     * * *


さて、21世紀になってすでに20年近く経ったわけだが、音楽の領域ではまだ21世紀の音楽と呼べるものは現れていないようだ。いや、それどころか、ラジオからきこえてくる音楽は、どれもビートルズやジミヘンのころからあまり進化していないような気がする。最近も八歳の女の子がツェッペリンの曲のドラムを叩いて話題になっていたが、ポップミュージックがいかに進歩していないか、このことからもよく分るだろう。