そぞろごと

本、鉱物、音楽、etc.

アンモナイト熱の再燃

鉱物の次はアンモナイトだ。最近買ったふたつの標本は久々の当りだった。


Hoploscaphites nicolletii & Deshayesites deshayesi


ホプロスカフィテスは北米サウスダコタの産、デスハイエシテスはロシアの産で、どっちも母岩つきなのが私には目新しい。

マダガスカルアンモナイトを見慣れた目からすると、母岩つきのアンモナイトはちょっと奇妙に映るが、慣れてしまえばこっちにもそれなりのよさがあることがわかる。

さて、三葉虫愛の衰退とともに、鉱物愛とアンモナイト熱が再興したわけだが、こういったもののコレクターになる気はさらさらない。というのも、コレクターになると、守備範囲がだんだん広がってきて、単体としては興味のないものまでも蒐集対象になってくるからだ。アンモナイトでいえば、北海道産のカボチャみたいなやつとか、ニッポニテスなんていう変態的なものまで集めないと気が済まなくなってくる。個々のものへの愛よりも、蒐集という行為そのものに情熱が移ってしまうのである。

そういうのはもう三葉虫で懲りているので、鉱物やアンモナイトは、もっとゆったりした、非コレクター的な見地からゆるゆると集めて楽しみたい。産地はどこだとか、産状はどうだとか、年代はいつごろだとか、そんなことにこだわらず、たんなるオブジェとして、自分の好きなものだけ集めて行きたい。